妊娠中に猫や犬との接触に注意をしないといけないって本当なのでしょうか?
トキソプラズマ菌に感染すると、妊娠中には赤ちゃんにも影響が出るといいます。
妊娠中の猫や犬との接触の仕方について調べてみました。
注意点を守れば安全に過ごせそうなので、ぜひ参考にしてみてください♪
- 妊娠に犬が気づいてる!?態度が急変!
- 恐怖のトキソプラズマ菌の正体とは?
- 妊娠中の猫や犬との接触は要注意!?
妊娠に犬が気づいてる!?態度が急変!
私の妊娠がわかってからすぐ、旦那さんの実家に行くことが何度かありました。
その時に今までと様子が違ったのが、実家の飼い犬のカミロ。
いつもだったら、もともと一緒に住んでいた旦那さんにワーワー騒ぎに行ったり、最近知り合った私のところに来たり、交互に可愛がってもらいたそうな様子でした。
旦那さんも「カミロ、おいで~」と言って、ちょっと寂しそう。(笑)
カミロが男の子、というのもあるかもしれないんですが、それにしてもあの変わりようはスゴイ!
それに、旦那さんのママに一番なついてるんですが(ずっと一緒に住んでいるので)、そのママとほぼ同格になついてくれている感じです。
私はカミロが可愛いからいつでもウェルカム~!ですが、旦那さんを見てると複雑な気持ちになります。(笑)
そんなカミロを見ていて思いました。
「もしかして、妊娠に気づいてるのかもしれない・・・?」
それは旦那さんも思ったようで、「もしかして?だよね」と二人で話していました。
調べてみると、犬は飼い主がホルモン治療などを始めるといつもと違う行動に出ることがあるそうです。
犬は嗅覚だけでなく、感覚がとっても鋭いので、人間の行動や習慣の変化にもよく気づくとのこと。
そんなカミロが可愛くて仕方がない私たち。
でも、さらにふとしたことで不安になってしまいました。
「そういえば、妊娠中は犬や猫のトキソプラズマ菌に気をつけないといけないって聞いたことがある!」と、急に焦り始めました。(笑)
恐怖のトキソプラズマ菌の正体とは?
まず、トキソプラズマ菌とはどういった菌なのかが問題ですよね。
よく「お肉はしっかりと加熱してね!」とか「ガーデニングをする時は手袋をしてね!」と言われるのが、トキソプラズマ菌を予防するためなんです。
妊娠中にトキソプラズマ菌に感染すると起こるリスク
赤ちゃんへの影響が起こりやすくなる
- 流産
- 死産
- 脳や眼の障害
ただし、トキソプラズマ菌に感染しているからといって、すべてのママがそういったリスクを負うわけではありません。
妊娠よりも6か月以上前にトキソプラズマ菌にかかったことがあれば、赤ちゃんに問題は起こりません。
人の免疫機構により増殖が抑えられ、血中に虫体が出てこないため、赤ちゃんに影響はないのです。
逆に、妊娠中に初めてトキソプラズマ菌に感染すると赤ちゃんへの危険があります。
妊娠中に初めてトキソプラズマ菌に感染した場合、約30%で胎盤を通して赤ちゃんに感染するといわれています。
しかし、すべての赤ちゃんに先天性トキソプラズマ症を発症させるわけではなく、約15%の赤ちゃんに何らかの症状が出ると考えられています。
できれば感染自体を避けたいです。
妊娠中の猫や犬との接触は要注意!?
トキソプラズマ菌に感染する経路として、加熱が不十分なお肉やガーデニングなど以外に考えると、実はペットとの接触の可能性もあるんです。
ペットといえば、猫や犬が多いですよね。
それぞれのトキソプラズマ菌に感染する可能性は次のようにいわれています。
妊娠中の犬との接触でトキソプラズマ菌に感染する可能性は低い!
結論から言うと、犬からトキソプラズマ菌に感染する可能性は低いと言われています。
その理由は、犬から人に感染する経路がほとんどないからです。
といっても、次のような接触は要注意!
- 犬に口を舐められたり、口移しで食べ物をあげること
- 糞や尿の始末やトイレシーツの交換(どうしてもやらなければならない場合には、必ずマスク・手袋を着用)
そして、できるだけトイレの交換は避け、する場合はマスクと手袋の着用で「清潔」を心がけ、感染を予防することが必須です。
犬の場合は便中にトキソプラズマ菌が含まれていることはないですが、念のために!の用意をしておきましょう。
一緒に暮らしたりしても、注意事項を守ればほぼ感染することはないとのことだったので、これで私も安心してカミロと触れ合うことができます。
ただ、一方で猫ちゃんは注意が必要な場合があります。
妊娠中の猫との接触でトキソプラズマ菌に感染する可能性は低い・・けど!
猫の場合は、犬よりも注意が必要です。
ただ、犬と同じように「気をつければ一緒に住んでも問題はない」という見解が多いとされています。
特にペットとされている猫からの感染は稀だそうです。
猫から人に感染する場合は次の条件が満たされたときです。
- 猫の便の中にトキソプラズマ菌が含まれており、それを処理する際の感染
- 猫と人がどちらもトキソプラズマ菌に感染したことがない状態→感染した場合
猫の場合は犬と違って、トキソプラズマ菌に感染すると「便」と一緒にトキソプラズマ菌が排出されます。
この便を触ってしまうと、トキソプラズマ菌に感染する可能性があります。
ただし、猫の便の中にトキソプラズマ菌が排出されるのは、猫が初めてトキソプラズマ菌に感染した時だけなんです。
しかも、便中にトキソプラズマ菌が含まれるのも、感染してから数日~数週間の間だけです。
そして、妊娠中に赤ちゃんに影響が及ぶのは、ママもトキソプラズマ菌に感染するのが初めての場合だけです。
なので、「ママも初、猫も初」といった感染状態ではじめて、トキソプラズマ菌の感染で赤ちゃんへの危険性がでてきます。
そう考えると、ペットの猫ちゃんからトキソプラズマ菌に感染するのはまれだと言われているのも納得ですよね。
もし猫のトイレのケアをできる人が他にいるのであれば、他の人にまかせましょう。
自分でする場合は、マスクに手袋は必須です!
また、妊娠中に初めてのトキソプラズマ菌に感染した場合、あるいは感染が疑われる場合は、赤ちゃんへの感染を防ぐためにドクターからお薬が投与されます。
心配な場合はしっかりと検査を受けたり、ドクターに相談するようにしましょう。