赤ちゃんの夜泣きが始まると、ママパパの睡眠時間が地味に削られていきますよね。私の赤ちゃんも、生後2〜3ヶ月くらいから夜通し寝てくれることが多かったのに、生後6ヶ月をすぎたあたりから夜泣きが始まってしまいました。
夜泣きが始まると、今までとれていた睡眠時間がちょっとずつ削られてしまいます。しかも、朝早く起きる赤ちゃんだとママパパのトータル睡眠時間がドドーンと減ってしまいます。
私はこれを解消するためにも、ネントレをはじめてみることにしました!
生後7ヶ月の我が子と一緒に始めたやり方、そしてそこから感じたメリットをご紹介していきます。
目次
ネントレを始めようと思った理由
新生児の頃はいつも2〜3時間おきに授乳をして、睡眠不足は当たり前の毎日。でも、それを過ぎた頃から少しずつ夜の睡眠時間が長くなっていきました。
うちの子は特に夜は長く寝て、昼寝は短いタイプだったので夜の睡眠は順調に長くなっていき、生後3〜4ヶ月の頃には夜通し寝てくれるようになりました。(めちゃくちゃありがたい!)
起こして授乳しなくてもいいのかな?
と心配になるくらいでした。脱水症状とか、空腹とか栄養不足とか・・・。それでもありがたいことに大丈夫そうだったので、自分で目を覚ますまでは寝かせるようにしていました。
しかし!
そんな幸せな夜の時間も終わりがやってきました。生後6ヶ月を過ぎた頃から夜泣きが始まるようになったんです。
夜8時くらいに寝て、朝の7時くらいに起きる生活リズムの間【いつ起きるかわからない夜泣き】が発生。しかも1度起きたら1〜2時間寝ないことも多く、これが意外と睡眠時間を削っていきます。
新生児の頃は泣いたら起きてを繰り返し、睡眠時間が少なくても頑張れていたけど、産後のホルモンバランスが落ち着いてきている生後6ヶ月での夜泣きは想像以上に体にこたえます。ホルモンの力ってすごい。このままじゃ私の体力が持たない!(笑)
と、前々からずっとずっと考えていたのですが、これをきっかけにやる気が湧いてきました。ただ、なかなかタイミングがつかめません。
『よし!!そろそろいいかも!』と思えたのは生後6ヶ月で離乳食が2回食になってからのこと。離乳食で授乳以外で栄養や水分を摂取できるようになると、夜間の授乳がなくなっても安心ですよね。
さらに、生後7ヶ月に入った頃から離乳食で『食べる』ということにも慣れてきました。これで、母乳以外からの栄養摂取が安定してきました。
これでようやく、ようやく決心を固めることができたんです!
まとめると・・・
- 夜泣きで目を覚ましても、授乳しなくても寝れるようになったから(抱っこ1〜2時間とかで・・・)
- 離乳食が2回食になったことで、1日のスケジュールがだいたい安定してきたから
- 授乳以外でも水分補給をするようになったから
ちなみに、これ以上遅くなると赤ちゃんが歩いたり、自分で動いたりできるようになりますよね。なので、ネントレをしようとしても難しくなってしまう可能性が大!
ネントレを確実にこなすためには、まだ自分で歩くことのできない間にやってしまうのが良いっていうのも行うきっかけになりました。
赤ちゃんの夜泣き対策で行った【ネントレ】のやり方
私が思う『ネントレ』は、次の2つの条件を満たすことをいいます。
- 赤ちゃんが1人で眠れるようになること
- 赤ちゃんが目を覚ましたときに泣いたり、ぐずったりしないこと
どんな方法を行ったかというと、寝る時間を含めて【1日のスケジュールを決める】ということです。
この方法は『ジーナ式』と言われる方法に似ていると、ネントレが終わってから気づきました。(笑)ジーナ式のことを知らなかったので・・・。
実際はネントレの方法をネットで勉強してそれを真似しただけで、そこにたまたま私なりのルールを実践したらジーナ式と同じような方法になったんです。
なので、もしかしたらすごく良い方法でネントレできたのかも!?と、終わったときにジーナ式を知って自信になりました。(←自画自賛。笑)
私が行ったネントレの方法
- 何時に寝るのか、昼寝と夜の寝る時間を設定する
- その時間になったらベッドに寝かせて、目を覚ますまで抱っこや授乳をしない
- 泣いている間は、2〜3分おきに様子を見に行って声をかける
- 寝付くときは赤ちゃんの視界に入らないようにする
寝る時間を設定する
ネントレをする上でもっとも重要だと感じたのは【時間通りに行動する】ということです。
1日の中で赤ちゃんのために必要なことはだいたい決まっていますよね。
- 授乳、ミルク
- 離乳食
- お昼寝
- お風呂
- 夜の睡眠
私の場合は離乳食が2回食になってから、それまでバラバラだった授乳の時間も一定になってきました。そこで、離乳食の時間をベースに授乳時間とお昼寝の時間を決めました。
私が行っているスケジュール
- 7:00頃 起床(基本的には赤ちゃん任せに起きる)
- 7:30 授乳(離乳食の3時間前に設定)
- 9:30 朝寝
- 10:30 離乳食(1回目)
- 11:00 授乳
- 12:30 授乳
- 14:00 お昼寝
- 15:00 離乳食(2回目)→授乳
- 17:00 授乳
- 18:30 お風呂
- 19:00 授乳→寝る
まだ離乳食が始まっていないのであれば、何時ころに離乳食をあげるのか想定してスケジュールを決めると良いかもしれないですね♪
あとは、授乳時間があくと水分不足が心配になるので、こまめにお水をあげています。そうすることで水分不足にはならないし、決まった時間に離乳食も食べてくれるようになりました。寝ているときも安心して寝かせてあげることができますからね♪
生活リズムを整えてあげることが赤ちゃんのネントレの近道だと思います。大人でも『いつも寝てる時間に眠くなる』『朝いつも起きてる時間に目が覚める』といったことがありますよね。それと同じで、赤ちゃんにもそういったリズムを作ってあげることが大事ということですね。
ベッドに寝かせたら、目を覚ますまで抱っこや授乳をしない
一度ベッドに寝かせたら、部屋から退室します。その後は目を覚ますまでは抱っこも授乳もなし!これがかなり辛いんですよね。
どんなに泣いても抱っこしません。はじめのうちは30分とか連続で泣き続けたりします。
『ゲップかな?』
『ほんとは喉がかわいてるのかな?』
『どこか痛いのかな?』
と、心配になってしまいます。うちの子はそれくらいギャンギャン泣いてました。あんなに泣いているのは初めてです。嗚咽したり、声が枯れたりして本当にかわいそうで、かわいそうで・・・。
この時期にやって良かったと思えたのは、離乳食で栄養もとれていて、寝る前に水分も摂取して、『このまま寝かせても心配ない』という状態だということです。もしもっと早い時期だったら、水分不足などを理由に言い訳して抱っこしちゃいそうでした。
それくらい辛かったです。
でも、とにかく寝つくまで抱っこも授乳もしません。水分不足が心配な場合は事前に水分摂取させてあげておくと安心です。(私は寝る前に水をあげてます)
泣いている間は、2〜3分おきに様子を見に行って声をかける
ただギャンギャン泣いてるのを無視するだけなら赤ちゃんも辛いですよね。育児放棄のような状態になってしまいます。
はじめのうちはすごく泣くので、2〜3分おきに部屋に入って声をかけます。
- 大丈夫だよ
- 一緒にいるよ
- 愛してるよ などなど
様子を見に行った時は泣き方が弱くなったりして安心していることがわかります。
赤ちゃんは1人にされることで相手にされなくなったと心配してしまうそうです。そのため、泣いている間は1人じゃないと安心させてあげることが大事!
様子を見に行くことで不安を解消してあげます。
我が家ではベビーベッドにカメラを設置しているので、それで部屋の外にいるときも様子を見ていました。泣き方にもいろいろあって、ガンガン泣いている時もあれば眠りそうだけど泣いているときもありますよね。
泣いていてもだんだん眠りそうなタイミングなどは部屋に入らないようにしたり、その時の赤ちゃんの様子に合わせて部屋に入るかどうか決めたりもしました。寝そうなのに部屋に入っちゃうと、また目を覚まして泣いちゃうからです。
大事なのは『赤ちゃんが安心して1人で眠れる』ということなので、2〜3分おきという時間じゃなくても大丈夫です。大事なのは赤ちゃんの状況に合わせて行動してあげることだと思います。
寝付くときは赤ちゃんの視界に入らない
赤ちゃんは眠りにつく時の光景を覚えているそうです。なので、寝る前にママが近くにいたら起きたときもママが近くにいると思っています。実際に目が覚めたときにママがいないと泣いちゃうのはそのためだそうです。
なので、眠りにつくときにママやパパが視界に入ってしまうとネントレの効果が薄れてしまいます。起きたときにも泣かないようになるためには、寝るときにパパやママがいない状態で眠りにつくことが大事!!
赤ちゃんが寝そうなタイミングでは部屋に入らないようにします。
【ネントレ】の様子を動画で見てみる
ネントレを行った時の様子を実際に動画でアップしています。
動画に登場しているのは私の娘です。かわいいので(←親ばか。笑)楽しんでいただけると嬉しいです。
【ネントレ】で感じた夜泣きへの効果
私が1番嬉しかったネントレの効果は、ネントレを始めて数日で夜泣きがピタッとなくなったことです。
これ、嘘じゃありません。ホントに夜に寝ついてから1度も泣かなくなりました。すごい効果です!!
ネントレを始めて数日中に1度だけ夜泣きで目を覚ましたこともあったんですが、2〜3分泣いたらすぐにまた1人で眠りについてくれました。
そんなこと、ネントレ前には考えられなかったので感動でしたよ〜!!!
ネントレ前は夜に目を覚ましたら『抱っこ』か『授乳枕の上で抱える』といった状態じゃないと寝てくれませんでした。そこから寝たとしても、ベッドに寝かせると目を覚ましたりして1〜2時間眠れないこともありました。
生後6ヶ月を過ぎた頃から、この夜泣きがほとんど毎日続いていた状態です。
それが!!!!!
日数にすると、だいたい4〜5日くらいで成果を感じました。
寝つきが良くなったらいいな〜と思う程度で始めたネントレが、私の睡眠を助けてくれています。本当にやって良かったと心から思います。
ただ、うちの子の場合は昼寝ではまだ少し泣いています。(ネントレを始めて約2週間の今)夜は暗くて眠りに誘導しやすいですが、お昼寝だとなかなか効果が出にくいようです。
【ネントレ】で感じたメリットとデメリット
ネントレをやって感じることは他にもあります。特にメリットが多いんですが、デメリットもないというわけではありません。
我が家の場合はまとめるとこんな感じです。
メリット
- 赤ちゃんの寝起きの機嫌が良い
- 赤ちゃんの睡眠時間が長くなった
- 信頼感が強くなった気がする
- 寝る時間が固定化されるので、スケジュールの管理がしやすくなった
- 夜寝た後に自由時間が増えた
- 赤ちゃんが起きている時間に可愛がる余裕が前より持てるようになった
デメリット
- 大泣きに耐えるのが辛い
- 時間通り行動できないとうまくいかない
- 外出しずらい
ネントレは1人で寝れるようになるだけじゃなく、目が覚めた時の状態も含まれているんだと実際にやってみて思いました。
例えば、ネントレをしていない時は目が覚めたときに私がいないと泣いてしまうことがほとんでした。でも、ネントレを始めてからは眠る瞬間に私がいないことを覚えているので、起きたときに私がいなくても泣いたりすることはありません。
そのおかげで以前よりも寝起きの機嫌が良くなったんです!
さらに、今までお昼寝の時間が30分くらいだった娘が、ネントレをはじめてから1時間半以上寝たりすることもあります。睡眠時間までのびたので、それだけリラックスした状態で練れてるのかな?と思います。
ネントレ中に私が部屋から出ていなくなっても、また戻ってくることを経験しました。そのおかげか、私が少し離れても泣くことが少なくなりました。『ママは戻ってくる』という記憶が残っている体と思います。
もちろん、寂しい時や近くにいてほしい時は泣いたりしますが、以前のようにベタベタしてなくても大丈夫になった気がします。信頼感が強くなったのかな?となんとなく感じています。あくまでも私の直感みたいなものなんですが、そんな気がしています。
ただ、やっぱりネントレをする上で大泣きに耐えるのは必須条件。これがホントに辛いです。
これを乗り越えれば後は慣れていくだけ。
離れている時間があれば(と言っても、同じ家で寝てますが。笑)可愛がる余裕もできるので、今まで以上に愛情たっぷりに接することができています。(前から親バカ炸裂ですが、さらにです。笑)
あと、時間通りに行動することが重要なので、外出するのが難しくなります。これがやっかいですよね。
外出することを前提にスケジュールを組めばスケジュールが乱れることもないかもしれません。
【ネントレ】をする上で、あったら便利なアイテム
間違いなくあって良かった!と思うのが『カメラ』です。ベビーベッドに設置するだけで赤ちゃんの様子が見れるので、赤ちゃんが今どんな様子なのか別室からも見ることができます。
我が家で使っているものはアプリを使ってスマホとつなげることができるので、スマホで赤ちゃんの様子を確認しながら『部屋に入るべき』『今は部屋に入らないべき』といったことを判断していました。
泣き声が聞こえなくても起きていたり、眠りかけていたり、顔が見えないと確認できないことが多いですよね。
カメラがあればカンタンに確認できるのでかなり便利でした。
ネントレが終わった今も朝目が覚めたらカメラで赤ちゃんの様子をチェックしています。部屋に行かなくても様子が見れると睡眠時間の確保ができますからね。(笑)
実際に私が使っているカメラはコチラです。

ただ、最近はカメラも種類が多くて安くて便利なものが多いです。カメラを使われる場合は、アナタ自身の生活環境にあった使いやすいものを選んでみてください。
【ネントレ】をする際に、気をつけるべき3つのこと
実際にネントレをしてみて気をつけるべきことがあると思ったのは、次の3つのことでした。
- 時間通りに行うこと
- ぬいぐるみなど、窒息の危険があるものは周りに置かない
- 水分補給は事前に行っておく
① 時間通りに行うこと
時間を決めて行うことがネントレではすごく重要!!時間通りにできないと、赤ちゃんの生活リズムが整いにくくなります。
実際に私も朝寝坊をしてしまって朝のリズムが少し乱れてしまったことがありました。(ネントレ6日目のことです)すると、その日の赤ちゃんの様子がいつもと違って『眠たいけどなかなか眠れない』『いつも以上に泣く』といった状態になってしまったんです。
私が寝坊をしたのは約1時間。
たった1時間でも赤ちゃんの状態に変化があったので、特にネントレ中でまだリズムが安定していない赤ちゃんに影響したんだと思います。
それまで順調に泣く時間が減っていたのに、その日は泣く時間がすごく長くなってしまって逆戻り。数分程度のズレであれば問題ないと思いますが、大きな時間のズレは避けたほうが良さそうです。
② ぬいぐるみなどの、窒息の危険になるものは周りに置かない
うちの子は生後7ヶ月ですが、まだ寝返りができません。そのため、今回のネントレには『窒息』のリスクが通常より低かったと思います。
もしすでに寝返りができるような赤ちゃんであれば、寝返りをしたときに窒息などの危険があるものが近くにあると危険です。
部屋に1人で寝かせるし、ずっと様子を見れるわけじゃありません。
目を離すことことを前提にベッド周りを整えておく必要があります。危険になるようなものは置かないことが重要だと思います。
③ 水分補給は事前に行っておく
想像以上に最初の数日は泣いてしまいました。大人でも泣いたら喉が乾いたりするに、『赤ちゃんはこんなに泣いて脱水状態にならない!?』と心配になります。というか、私はなりました。
寝かしつけをする前に、水分補給をしてあげておくこと安心です。(気持ち的に)
もしもの可能性が低くなるし、ネントレに集中することができます。
まとめ
夜泣きで困っていた以前の私に『ネントレは早くやるべきよ!』と言って背中を押してあげたいくらい、ネントレをやってよかったと思っています。
そのおかげで1日のスケジュールも安定しているし、赤ちゃんの様子もかなり機嫌が良いです。
ネントレで眠る時間がわかっている分、自由な時間が固定させるので赤ちゃんに邪魔されてイライラすることもありません。むしろ、赤ちゃんが寝てしまったあとは『ああ、早く抱っこしたいな〜』と赤ちゃんに会いたくてしかたなくなります。
それくらい心に余裕が持てるようになりました。
ネントレは赤ちゃんとママの両方のストレスを減らす、とっても良いトレーニングだと思います。私は個人的に、すっごくおすすめします!
You Tubeでも動画でどんな様子だったのか紹介しているので、少しでも参考になれば嬉しいです。