妊娠中でも体が元気なら重いものでも運べる!と思っちゃいますよね。
でも、重たいものを持つのはNGとされています。
その理由はなぜなのか先生に聞いてみました。
目次
妊娠中に重いものはNGと言われてしまった!
妊娠中に重たいものはNGだよ!と言われることって多いですよね。
でも、一部のママの間では妊娠中も筋トレをしたり、重いものを持っている人もいます。
その違いって何なの?と思ったりもします。
実際、私は妊娠初期から先生に「重いものを持ったらダメだよ」と言われてきました。
その理由を聞くと・・・
と言われました。
そうなんです。私の場合は切迫流産になってしまったので、重いものを持つどころか「歩く」「家事をする」などなどの日常生活も極端に制限されてしまいました。
なので、重いものを持つというのはもってのほか。(→切迫流産とは?)
私の場合は流産のリスクがあるから「重いもの」はNGでしたが、一般的に重いものがダメと言われているのも、こういったリスクがあるからだと先生は説明してくれました。
妊娠中に重いものはNG!なぜダメなのか、その理由とは?
妊娠中に重たいものを持つのがNGな理由は、重たいものを持つといろいろなリスクがあるからです。
重たいものを持つとき、お腹に力が入りやすくなります。
その時「腹圧」という力が働いて子宮の筋肉も同時に収縮してしまうことがあるんです。
腹圧は重たいものを持つときだけでなく、トイレでいきんだりする時、分娩でいきんだりするときのお腹の筋肉の働きと同じです。
トイレを想像すると「あ~!アレね!」と、ちょっと想像しやすいかと思います。
腹圧がかかりすぎてしまうと、次のようなリスクがあるといわれています。
- 切迫流産、流産
- 切迫早産、早産
- 破水
- 腰痛
重たいものを持つことでこういったリスクを引き起こすこと。
また、重たいものを持つこと自体が平気でも、バランスを崩して転倒するリスクがあること。
この2つの理由によって「妊娠中の重たいものは避けてね」と言われているのです。
妊娠中に重いものは持つのは、どの時期でダメなの?
でも、妊娠期間中ずっと重たいものをもつことはNGなの?
「安定期ってOKじゃない?」と、時期によっては大丈夫そうなときってありますよね。
しかし!
安定期も「安定期」という名前がついているから「絶対に大丈夫な時期」と思われがちですが、そういう意味での安定期ではありません。
妊娠中の安定期は「ホルモン状態が安定している」という意味の安定期なんです。
そのため、絶対に安全な時期は妊娠中にはありません。
そう・・・妊娠中っていつも「胎動今日少ないけど大丈夫かな?」「安定期なのに、これをしても大丈夫なのかな?」と心配事は尽きないです。
妊娠中はできるだけ重いものを持つことは避けておきましょう。
重いものって、だいたい何キロくらいが目安?
妊娠中は何キロくらいまで持っていいのか気になりますよね。
私も買い物に行ったとき、ついつい買いすぎてしまうと「これって大丈夫かな?」と心配になります。
筋力にも差があるので、妊娠前の生活なども関係しているといわれています。
重さよりも、お腹の張りや腰の痛みなどで「これくらいなら持てる」ということを判断する必要があります。
ちなみに!
「労働基準法」では、妊婦や産後1年未満の女性は重いものや危険物を取り扱う業務を担当してはいけないという定めがあります。
また、「女性労働基準規則」では、満18歳以上の女性は断続的な作業で30kg、継続的な作業で20kg以上の重いものを取り扱う業務を禁止されています。
この制限で、妊娠や出産に明らかな悪影響が出たケースはないそうです。
一般的には10キロまでと言われていますが、労働環境によってはこういった制限内で働くケースもあるかもしれません。
ただ、個人差があることを忘れないで、「自分が持てる」と判断したうえで持つようにしましょう。
妊娠中はできるだけ重いものを避けよう
妊娠中はできるだけ重いものを避けることが理想的です。
家事や買い物でどうしても重いものを持たないといけない時があると思いますが、できるだけ旦那さんに協力してもらったり、通販などを利用するのがベターです。
私も妊娠してからは、買い物は旦那さんと行くようになりました。
小さなものは1人でも買いに行きますが、1度に大量買いをして自分1人でたくさん運ばなくても良いようにしてもらっています。
ペルーでは通販がほぼほぼ発展してないので・・・。(苦笑)
日本に住んでいれば、自宅まで届けてもらえるシステムがたくさんあるので、そういったものを利用するのが良さそうですよね♪