妊娠初期の妻がいる旦那さんに知っておいてほしいことがあります。
それは、「旦那さん、夫でもできることがある」ということです。
実際に自分が妊娠をして「旦那さんが手伝ってくれて助かった!」ということがたくさんあります。
本当に必要最低限のことなので、ぜひ愛する妻と生まれてくる子供のために参考にしていただけたらと思います。
目次
妊娠初期の妻に夫ができる7つのこと
妊娠初期、妊娠中のママはとってもイライラしやすい時期です。
そして体調を崩しやすい時期でもあります。
旦那さん
ママ
例えば、生理前にイライラしやすくなるってよく言いますよね。
妊娠するとその時と同じような体の状態がずっと続いている、と考えると分かりやすいかと思います。
特に妊娠初期はお腹の中で胎盤が完成していないので、ホルモンバランスが乱れてとっても不安定な時期なんです。
妊娠初期の妻に夫ができる7つのこととは?
- 妊娠したことで体調に大きな変化があることを知ってほしい
- 家事ができないことを責めないでほしい
- 自分のことは率先してやってほしい
- 仕事ができないことなどを責めないでほしい
- 八つ当たりしたり、いきなり泣き出しても責めないで抱きしめてほしい
- 性的なことは安定期まで待ってほしい
- 信頼できる夫でいてほしい
① 妊娠したことで体調に大きな変化があることを知ってほしい
まず、妊娠したことによって「体調が不安定になる」ということ知って、理解してほしいです。
妊娠初期には悪阻はもちろん、精神的にも不安定になりがちです。
しかも、妊娠状態には個人差があるので「あの人は妊娠してからも仕事を普通にしてたよ」と他の人のことを例に出して比べられるととってもつらくなります。
人によっては入院することになったり、切迫流産で絶対安静をよぎなくされることもあります。
妊娠したら体の状態はどうなるのか、どういった症状を感じているのかをアナタ自身で【調べて】理解してほしいです。
本当にいろんな症状があるので、まずは知ることから始めて理解を深めてください。
また、それを実際に旦那さんは自分の身体で感じることができません。
それでも「自分が頭が痛い時、ずっと寝ていないとつらかったな」とか、「船酔いした時は何もできなかったな」など、体調が悪い時の記憶を具体的にたどってみてください。
自分に置き換えて考えると、今の奥さんの体の状態がどんな感じなのか理解しやすいと思います。
実際に私の旦那さんも「自分が体調が悪かった時」を想像して、私の体を気遣ってくれました。
毎日頭が痛い、気持ち悪いと言い続けても「そうだよね、大変だよね」と寄り添ってくれた彼には、今でも感謝しかありません。
でもそういったマイナスの言葉しか出てこなくなるくらい悪阻時期はつらく、何もできなくらい体調が悪くなるんです。
② 家事ができないことを責めないでほしい
男性は外に仕事に行って、仕事で疲れて帰ってきますよね。
そんな時に部屋が散らかってたり、洗い物も片付いてなかったり、洗濯が終わってなかったり、家事が十分じゃないとイライラしてしまうかもしれません。
というより、イライラしますよね。
だって、奥さんはずっと家にいてベットに横になっているわけですから。
でも、それを解決できないくらい悪阻中ってつらいんです。
ときどき全く悪阻がない人もいるのでそういった方は例外ですが、ほとんどのママは無理をしてできる範囲の家事をしています。
私もツワリのピーク時期は起き上がるのもやっとで、トイレに行くにも必死でした。
家事なんて全くできていません!そんな状態で家事をしっかりするのは超困難!
もし私が旦那さんに「なんで家にいたのに家事ができないの?」と言われていたら、今でも恨んでいると思います。
悪阻中は【やりたくてもできない】というのが本音。
できるだけイライラを抑えて、家事ができないことを責めないでほしいです。
アナタも忙してくて大変なのはわかります・・・が、できれば家事に協力してもらえると嬉しいです。
ただ、できる、できないもあると思うので、そのあたりは奥さんと話し合いをするのが良いかもしれません。
③ 自分のことは率先してやってほしい
妊娠初期の悪阻中は、奥さんも自分のことで必死です。
例えばアナタが嘔吐下痢にかかっているとします。
そんな時に、洗濯物をしたり、他の人のご飯を作ったりする余裕がありますか?
妊娠前には奥さんが家のこと、アナタのものを全部準備してくれて、全部片づけてくれていたかもしれません。
でも、妊娠初期にはそういったことが悪阻の影響でできなくなってしまいます。
そんな時に「なんでやってくれないの?」というのはNGワード。絶対NGです!
自分のことは自分でやる、というスタンスでいてくれるととっても助かります。
むしろ「俺のことは何も心配しないで!全部自分でできるから!」と言ってくれるだけで頼もしいです。
④ 仕事ができないことなどを責めないでほしい
妊娠初期、体の状態が不安定で家事ができないだけでなく、仕事ができなくなることもあります。
というより、家事もできないのに仕事ができるはずありません。
そんな時「収入が減ってしまうけど、仕事まだできないの?」とか言われると最悪です。
もちろん、アナタの不安や不満もわかります。
将来のことなどを考えると、やっぱり収入は多い方がいいですよね。
でも、アナタは熱が出た時や嘔吐が止まらないときに仕事に行きけますか?
24時間毎日気持ち悪い状態が続いていて、ずっと体調が悪い状態で自分でも「働けないかも」と自己嫌悪を感じている時に仕事のことで責められると、二度と口をききたくなくなります。
できれば悪阻が落ち着くまでは、仕事ができないことを責めないでほしいです。
体が落ち着いてきたころ、「経済面でどうするべきか」ということを話し合えるのがベストです。
⑤ 八つ当たりしたり、いきなり泣き出しても責めないで抱きしめてほしい
アナタも仕事で疲れたり、ストレスが溜まって大変だと思います。
それでも、妊娠初期のママに八つ当たりされたり、いきなり泣き出されたとしても、優しく抱きしめてあげてください。
妊娠中はホルモンバランスの影響で情緒不安定になりがちです。
そう・・・それはママの性格ではなく、ホルモンの影響なんです。
そのため、自分ではコントロールできない感情の波に支配されることがあります。
私自身も「怒りたくないのにイライラする」「いつもなら泣かないドラマで号泣」といった、自分でコントロールできない感情がわいてくることがありました。
2人で話をしている時にママがボロボロ泣き出して、アナタに「は~・・・また・・・」とため息をつかれると、さらに涙が止まらなくなります。
アナタ自身も「もう泣かないでよ~、困るよ~」と心の中で思っていたとしても、「大丈夫だよ」と抱きしめてほしいのが本音!
できるだけ奥さんの気持ちに寄り添ってあげてください。
それだけでもママの気持ちがスッキリして、気持ちが落ち着きやすくなります。
⑥ 性的なことは安定期まで待ってほしい
どうしても夫婦で避けられないのが性的なスキンシップのことですよね。
妊娠初期はママの見た目も変わらないので「まだ全然いけるんじゃない!?」と思いますよね。
でも、ママはもうすでにホルモンバランスの変化で、性的なことに対して感じ方が変わっているんです。
私も妊娠前は1日何度でもセックスできるよ!という、性欲の尽きないタイプでした。
「妊娠したら性欲が減るとか嘘でしょ~!?」と、自分とは全く無縁なことだと思っていたんです。
しかし!
妊娠後から性に対する感じ方が全く変わりました。
悪阻の影響もあって、触られたくない、旦那さんのニオイで気持ち悪くなる、性的なことはできれば避けたい、と思うようになったんです。
そのため、旦那さんから求められると苦痛に感じて自己嫌悪に陥っていました。
一度しっかりと話し合い、旦那さんも私の体がどんな状態か理解しようとしてくれたので、妊娠初期の間は性的な関係はほとんどありませんでした。
安定期に入るとニオイづわりもなくなり、旦那さんのニオイも平気に!
性的なことも以前よりは苦痛もなくなってきたので、妊娠初期はこういった症状が特に強いんだとより実感しています。
もし希望があるのであれば、性的なことは奥さんとしっかりと話し合うことをおススメします。
⑦ 信頼できる夫でいてほしい
妊娠初期に性的なことに応えられない分、旦那さんが不審な行動をすると不安になります。
例えば朝帰りをしたり、帰りが遅くなったり、石鹸などの匂いをつけて帰ってきたりすると、「ん~?」と奥さんは勘づいてしまいます。
妊娠中はストレスを感じるのは赤ちゃんのためにも良くありません。
確かに男性としては不満もたまるし、できればイチャイチャしたいのに!と思う部分もあると思います。
だって男性は女性が妊娠しても、体的に何も変化がないですから理解するのも大変ですよね。
ただ、ママが感じるストレスは赤ちゃんにも伝わります。
赤ちゃんもストレスを感じるのは成長に良くないので、子供のためと思って不審な行動は避けましょう。
また、妊娠中のそういった行動は忘れることができません。
「あの時ああだった」と悪阻などのツライ記憶と一緒に、アナタの行動もずっと記憶に残ることになります。
逆に、妊娠初期のツライ時期に大切にしてくれたり、いつも安心感を与えてくれていたりすると、それもずっと忘れることができません。
良い旦那さんでいるか、悪い旦那さんでいるかはアナタ次第です。
妊娠初期に、夫がしてくれたことは忘れない
これは本当に大事なので、覚えておいてください。
妊娠中に旦那さんがしてくれたこと、あるいはしでかした悪いことは絶対に忘れません。
妊娠中だからといって、旦那さんに「あれも、これも、それもやってほしい」と贅沢はいいません。
今回お伝えしたことだけでも理解して、行動してもらえれば十分なんです。(少なくとも私はそうでした)
私の旦那さんもこのことを守ってくれていたおかげで、今でも良い関係を築けています。
それに、私は旦那さんへの感謝を今でも忘れていないし、忘れることができません。
それはあのツライ時期を支えてくれたからこそ、本当にありがたいと心から思うからです。
妊娠中はいろんな不安がある時期なので、ぜひ旦那さんが奥さんを支えてあげてください。