妊娠中に牛乳を飲むのはOK!?
牛乳アレルギーがなければ、牛乳を妊娠中に飲むのは大丈夫とされています。
な・の・に!
私はこの牛乳のせいで、とってもとっても苦しい5日間をすごすことになりました。
もしかしたら、同じような経験をしてしまう方もいるかもしれないので書いておきます。
その理由を次のような順番でお話ししていきます。
- 妊娠中に牛乳を飲むとヤバい!?
- 妊娠中に牛乳を飲んだら、乳糖・ラクトースによる苦しい5日間をすごすことに!
- 妊娠中の牛乳で苦しむことになった場合の対処法
妊娠中に牛乳を飲むとヤバい!?
妊娠中に牛乳を飲むとヤバい・・・そう知ったのは、風邪を引いている時に飲んだ「カプチーノ」がきっかけでした。
妊娠4か月目に、妊娠中に牛乳を飲んでも大丈夫かどうかは事前に調べていました。
多くのサイトで産婦人科医の方が次のように書かれていたので、「牛乳は安全」と思い込んでいたんです。
牛乳には「カルシウム」をはじめ「マグネシウム」「タンパク質」「炭水化物」「脂質」も含んでおり、妊娠中に必要とされる栄養素が凝縮されてます。
飲み物であれば飲めるという場合には、牛乳がおすすめです。牛乳を飲むことで、不足している栄養をしっかりと補うことができます。
これは、牛乳アレルギーなどで飲めない方の場合は、妊娠してもアレルギーが治るわけではないので、牛乳アレルギーのない方に対してアドバイスされているものでした。
牛乳を飲むことじたい、ドクターから禁止されていないのであれば問題ない、というのが一般的に言われていること。
そう思っていた私は、料理に使ったり、カプチーノとして飲んだり、牛乳単体で飲むことはありませんでした。
妊娠中期以降は赤ちゃんの骨や歯が作られることから、ママの体はカルシウム不足になりやすいそうです。
なので、どんな形でもいいからカルシウムは意識してとっておかないと!と思っていたんです。
でも・・・・。
その結果、私の場合は大変なことが待っていました。
妊娠中に牛乳を飲んだら、乳糖・ラクトースによる苦しい5日間をすごすことに!
カプチーノをカフェで注文した時「カフェイン抜きで」というのは徹底!
「よし!カフェインも抜き出し、ミルク入りだからカルシウムも取れるし、カプチーノ最高じゃん!」
何も知らない私は、そんなことをのんきに考えていたんです。
カプチーノを飲み始めてから1時間後・・・
そして、家に帰るなりトイレに駆け込んだのが初日でした。
その時は、なぜお腹が痛いのか分からなかったのですが、その痛みは少しずつ強くなり、胃痛、吐き気が波のように押し寄せてきました。
翌日、治ると思っていた胃痛も吐き気も治らず、朝食をもどしてしまいました。
「え・・・ツワリも終わってきたのに何で!?」
そう、ツワリはつい3日前くらいから嘘のように消えていたんです。
なのにつわりがぶり返した!?
いや、何かが違う気がする・・・。ん~・・・風邪かな?なんでだろう?
そして旦那さんに相談しました。
すると、旦那さんから衝撃の一言があったんです!
旦那さん「ねぇねぇ、もしかしてラクトースじゃない?」
私「え?ラクトースってなに?」
そう、まさにその旦那さんの助言通り「ラクトース」が原因でおこった胃痛だったんです!
ラクトースとはなにか、徹底的に調べてみました。
胃痛や下痢を引き起こす「ラクトース」の正体とは?
ラクトースとは?
牛乳に含まれている成分の1つで、牛乳を飲んだ後にお腹がゴロゴロしたり、下痢や腹痛を起こしたりすることがある。基本的には軽度な症状ですむことが多いが、一部では、重度の下痢のために、体内から栄養素があまりに急速に排泄され、栄養素が適切に吸収されない場合もある。
ラクトースとは、別名「乳糖」とも呼ばれています。
子供のころに給食で飲んだ牛乳でお腹がゴロゴロしやすかった人は、このラクトースの分解が苦手な人らいしいです。
そして、大人になればなるほどこのラクトースを分解する力は弱くなっていき、分解ができないと腹痛や下痢などを引き起こします。
もっと本格的な説明を取り上げると、こんな感じです。
ラクトースが分解できる人の場合、摂取された乳糖は、小腸の中にある乳糖分解酵素(ラクターゼ)により分解され、小腸の粘膜から吸収されていきます。
ところが分解できない人=不耐症の場合、小腸での乳糖分解が上手く機能せずに、ラクトースが大腸に運びこまれます。
そして、大腸には多くの細菌がいて、乳酸をガラクトースではなく、違ったガスなどに変えるので、しばしばお腹がゴロゴロ鳴ったり、下痢したりといった問題が引き起こされるのです。
大腸を不必要に働かせるため、腹痛や消化不良が起きたりすることがあると言われています。
ただ、妊娠中で免疫力が低下していること、そして胃腸に何らかの不調がある場合に、こういった症状を引き起こしやすくなる傾向があるそうです。
私はカプチーノを飲んだ時、ちょうど風邪を引いてお腹を壊していました。
まだ風邪が治りきっていないときに牛乳を摂取したことから、ラクトースの分解ができない状態に陥ったようです。
でも、ラクトースによる症状が最悪でツライ。
- 下痢
- 嘔吐
- 吐き気
- 胃痛(呼吸ができない、動けなくなるほどの激痛)
まさに、つわりに胃痛が加わったような状態で、つわり再び・・・よりもきつかったです。
牛乳でまさかこんなことになると思っていなかったので、無知は本当に恐ろしいと思いました。
ただ、このラクトースを分解できない状態がずっと続く人もいます。
「乳糖不耐」になった場合は、私のように胃腸の症状が改善されたらラクトースの症状は改善される、というわけではないそうです。
病院で検査などもできるので、「もしかして・・・」と思い当たった場合は検査をしてみる方が良いかもしれません。
妊娠中の牛乳で苦しむことになった場合の対処法
私はカプチーノを飲んだ次の日、牛乳が原因だと分かってからは乳製品を一切食べないようにしました。
実際に乳糖不耐症の場合も、ラクトース(乳糖)の摂取を避けるそうです。
ただ、ラクトースが含まれていると言われている乳製品でも、ラクトースの含有量が少ないものがあります。
- ヨーグルト
- チーズ
- 生クリーム
同じ乳製品でも、これらの製品にはラクトースが少なかったり、ラクトースの影響を受けにくかったりするそうです。
なので、牛乳が飲めない場合でも、食品で工夫をしてカルシウムを摂取することができます。
しかし!
私の場合は体調不良も関係していたので、体が回復するまでは乳製品は避けよう!と、心に誓っていました。
だって、怖いもん。(笑)
そして、この対処は正解でした。
この5日間、本当につらかった・・・・。徐々になくなる吐き気や胃痛も、やっぱり1日通せば半日くらいは続いてるし、辛い。
やっと6日目にして症状が超軽くなったと感じています。(はい、今日は6日目です。(笑))
なので、妊娠中で体調不良がある方の牛乳の摂取は要注意です!
時間とともに体調も、ラクトースによる影響も改善されてきました。
が!!私のように、「もともと牛乳が苦手で・・・」という人は特に気をつけてくださいね♪