帝王切開が決定し、私の中でもその日に向けて気持ちの準備が定まってきました。
でも、心配してくれる旦那さんは私に「セカンドオピニオン」という選択肢を与えてくれました。
そこで、実際にセカンドオピニオンを受けてみたのですが、すごく良かったので、そのメリットを4つご紹介します。
帝王切開で悩んでいる方がいれば参考にしていただけると嬉しいです!
帝王切開でセカンドオピニオンという選択肢
妊娠39週の定期検診で、はじめて担当の先生から言われたのが「帝王切開」という選択でした。
それまでずっと自然分娩で、という話だったので予定日1週間前の急な変更に気持ちが戸惑うばかり。
ただ、帝王切開にする理由は赤ちゃんと私の体の安全のためなので、その理由には納得していました。(→「どうして!」自然分娩から急に帝王切開になった理由とは?)
診断をされた日は、落ち込んでしまいました。
今までずっと出産のイメトレなどをして自然分娩を期待していた分、ショックが大きかったんです。
自然分娩ができないのが嫌、というわけではありません。
そう考えると、自然分娩の方が出産後にお腹に痛みがないので良さそうだな、と思っていたから。
出産後のことを考えると赤ちゃんの世話への不安が、帝王切開への不安につながっていたんです。
でも、いろんな体験談などを見ていると気持ちも落ちついてきて、「帝王切開も悪くないかも♪」と思うようになってきました。(←かなり単純。笑)
自然分娩と帝王切開、それぞれにメリットとデメリットがありますもんね♪
診断された翌日にはもう気持ちも「最初っから帝王切開だったでしょ!?」ってくらい切り替わっています。(笑)
ただ、旦那さんは私が初日に落ち込んでいたのを見ていたので、ずっと心配してくれていたようです。
出産経験のある友達からセカンドオピニオンを勧められ、それを私に受けないかと提案してくれました。
もしかしたら選択肢があるかもしれないから。
そこで、私達2人が納得する選択をするためにセカンドオピニオンを受けてみることに!
その日のうちにはじめて受診する病院へ、友達からの紹介で検診を受けに行きました。
帝王切開のセカンドオピニオンを受けて良かった、4つのメリット
セカンドオピニオンを受けたのははじめてだったのですが、正直に感想を言うと「かなり良かった!」です。
帝王切開や今の担当の先生に少しでも疑問があるのであれば、絶対に受けてみることをオススメします!
私自身は担当の先生に疑問はありませんでした。
ただ・・・
ペルーでは医療費を少しでも高く払ってもらうために、自然分娩ができる場合でも帝王切開に切り替えるという悪質なやり口をする病院が多くあります。
悪質は言い過ぎかもしれませんが、患者さんの体よりもお金を優先している・・・という点が悲しいですよね。でもそれが現実なんです。
私が通っている病院も、先生によってはそういった可能性があると噂されていました。
私が選んだ先生は「自然分娩を推奨している」という評判の先生。
ただ、それでも帝王切開を実際に勧められてしまうと、少し疑いの気持ちが芽生えてしまいます。
という疑問。
これを解決するために、セカンドオピニオンを受けてみました。
そして、その結果次のようなメリットがあると私は感じています。
セカンドオピニオンの4つのメリット
- 帝王切開を受ける病院、先生をさらに信頼することができた
- 第三者としての冷静な意見を聞け、参考にできる
- よりベストな選択をできる
- 今まで聞いたこと以外の情報を聞くことができる
帝王切開を受ける病院、先生をさらに信頼することができた
実際にセカンドオピニオンを受けた結果、現在通っている病院の先生が言っていたことと結果は同じでした。
検査結果にごまかしなどもなく、結果はほとんど一致。
普段通っている担当の先生も、セカンドオピニオンの先生も意見が一致。
2人の先生から同じような意見をもらうと、診断結果に強い信頼を持つことができました。
今までは「本当かな〜?それしか選択肢がないのかな?」と疑ってしまう部分も正直ありました。
・・・が、2人の先生からそう言われると、より説得力がありますね♪
ついつい「なるほど」と納得しちゃいました。(笑)
第三者としての冷静な意見を聞け、参考にできる
セカンドオピニオンの先生は、ぶっちゃけてしまうと「第三者」に当たりますよね。
今通っている病院であれば、そこで手術を受けて、入院して・・・、と高額なお金を払うことになるので、治療内容や診断結果はかなり重要です。
でも、セカンドオピニオンの先生はその病院とは全く関係もないし、診断結果や治療内容は先生にとって関係のないこと。
要するに、完璧な第三者からのプロの意見が聞けるということです。
もし新しい患者さんとして引き抜こうとしてるなら話は別ですが。(笑)
そういったケースではないのであれば、第三者の意見として中立な意見が聞けます。
そのため、高い信頼性があります。
そして、焦り、不安などの感情を先生が持たないで診断できるので、より冷静な判断を得ることもできると思います。
私の場合は、普段通っている担当の先生からは「すぐに帝王切開をしてもOKですよ、日にちは明日でも、来週でもOK」と言われました。
自然分娩で赤ちゃんが出てくる可能性が低いからです。
セカンドオピニオンの先生は「予定日の前日、予定日くらいまでは待っても良いかもしれないですね。赤ちゃんがもしかしたら下がってくるかも」と、焦りのない答えをもらいました。
この判断は第三者目線でみたときに、冷静に考えられることだろうと私は思います。
担当の先生も冷静ですが、より中立な立場としての意見だと思います。
よりベストな選択をできる
より多くの選択肢を与えてもらうには、セカンドオピニオンはすごく良いと思います。
私達の場合は、「予定日までに赤ちゃんが降りてきたら自然分娩をしたい」と思っていました。
だから帝王切開の予定日を出産予定日と同じ日に選びました。
担当の先生は予定日まで待っても生まれてくる可能性は低いので、早い方が良いという選択。
一方、セカンドオピニオンの先生は「子宮口は閉まってるけど、少しだけ柔らかくなってるから予定日の前日、あるいは予定日まで様子を見ても良いと思うよ。それ以降だと自然分娩はツライかな」という意見。
どちらも自然分娩だと生まれてくる可能性は低いけれど、「待つ期間」をどれくらい設けるかに違いがありました。
担当の先生には私達から「予定日まで待ちたい」と提案していたので、セカンドオピニオンの先生から「予定日まで待っても良いと思う」と私達と同じ意見を言ってもらえたことがとても嬉しかったです。
それに、少しでも可能性があるということが希望になりました。
この希望は担当の先生からは感じられなかったので。(笑)
私達はたまたまセカンドオピニオンの先生と意見が一致していたけど、もし担当の先生に自分たちから意見をしてなかったら、すでに帝王切開で出産が終わっていたかもしれません。
納得できないまま、帝王切開だったかも・・・
そう思うと、自分たちの選択がベストだった!と思えるくらい情報があると、後々公開しないですみますよね。
「今回の選択で後悔はない!」と、セカンドオピニオンを受けて思うことができました。
私達はベストな選択ができた、と今では心から納得できています。
少しでも納得できないのであれば、新しい選択肢を見つけるためにセカンドオピニオンを受けるのは良いと思います。
これって、すごく重要ですよね!
今まで聞いたこと以外の情報を聞くことができる
セカンドオピニオンの先生は普段担当してもらっている先生と違うので、今まで聞いたことのない情報も教えてくれました。
例えば、先生の今までの経験談に私の状態が当てはまるかどうか、赤ちゃんの位置がどれくらいか(普段行っている病院とは違う観点で)など。
今までとは違う角度からの説明を受けることができたので、より納得できる情報を得ることができました。
自分自身のことをより知ることができたし、「もしこうなったら・・・」という想定外のケースも聞けて、帝王切開への安心感もアップ。
やっぱり情報源は1つより2つ、3つ、と多いほうが良いのだと改めて思います。
帝王切開への覚悟、セカンドオピニオンで固まりました!
帝王切開への覚悟はできていたけど、セカンドオピニオンを受けることでより強いものになりました。
私達が選んだ帝王切開の予定日は、セカンドオピニオンの先生にとっても「この日がリミットだと思う」という日づけ。
2人の先生から「この日までだったら待てる、それ以上だと厳しい」と言われると、もう納得するしかありませんよね。(笑)
どうしてその日がリミットなのか、どうして帝王切開の方が安全なのか、そういった理由も2人の意見が一致していると説得力も高いです。
というか、高すぎて納得する以外ありません。
そのおかげで、私の心はもうガッチリと覚悟がかたまりました!
予定日になっても出てきたくなかったら、ママがお手伝いするからね!
と、赤ちゃんにも語りかけています。
赤ちゃんが外の世界に出てくるサポートはいつでもできる準備が整いました!
出産予定日4日前に・・・。意外とギリギリ。(笑)
セカンドオピニオンに行っても、「どうせ同じ診断結果でしょ!?」と思っていましたが・・・
実際に行ってみて、私自身の安心感が全く違いました。
少しでも担当の先生や病院に迷いや疑いがあるのであれば、セカンドオピニオンを受けてみることをオススメします。